気分
ビール、ワイン、スピリッツのいずれも、エタノールと呼ばれるアルコールが含まれています。 エタノールは果物または穀物を発酵させてアルコール飲料を製造するときに生成されます。 飲酒をすることによる気分や作用(酔い)は飲み物に含まれるエタノールによるものです。飲み物の種類に関係なく、エタノールは同じように体に作用します。
但し、飲み物の種類によってアルコール度数が異なります。 アルコール度数は一般的に「ABV(%)」(アルコール度数)で表示されます。 アルコール度数はボトルや缶のラベルに記されています。 飲み物に含まれるアルコール量はABVで確認することができます。
- アルコール度数が最も高いのはスピリッツで一般的にABVは約40%です。 ただし、スピリッツによって強度は大幅に異なります。 ウォッカには30%のエタノール、バーボンにはABV約60%含まれている場合があり、「ハイプルーフ」スピリッツには最大95%のアルコールが含まれている場合があります。
- リキュールもスピリッツベースですが、一般的にアルコール度数が低く、ABVが20%未満の場合があります。
- ワインはスピリッツよりもアルコール度数が低く、一般的にABVは12〜15%です。 ただし、ワインはの種類によっては強いアルコール度数のものもあります。ポートワインやシェリー酒といったワインは通常ABV約20%です。アルコール度数が最も低いのはビールで一般的にABVは4%~10%です。 ただし、クラフトビールによってはABVが約12%とワインと同等の強度のビールもあります。